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恐るべし 石巻漁港 [漁港・市場]

相馬原釜漁港から、鈍行を乗り継いで3時間、石巻に到着。

当地の達人、ダイスイ大森さんのアテントで食った晩飯の刺身です。

20090818刺身.jpg

赤身はマグロとカツオ、サンマをお願いしました。

ついでといっては何ですが、こちらはウニ。
20090818ウニ.jpg

鮮度も良く、中々でしたが、少々お高かったですね。








こちら石巻市場は金華山沖が主な漁場で、
相馬原釜と同じく、多種多様な魚種が水揚げされます。

当地の方々と色々お話させていただきましたが、
逆に魚種が多すぎて、「これ」というものがなくて困っていると、
贅沢な悩みを話していらっしゃいました。

こちらは舌平目。
シタヒラメ.JPG
なぜか当地では、漁業者が20枚ずつ針金でくくって市場に上場してきます。



数年前までは誰も見向きもしなかった、黒ウシノシタ。
黒ウシノシタ.JPG
近年、フランス料理にはこちらが向いているとのことで、
赤い舌平目より高くなりました。


パイナップルを一面にバラ撒いたようなこちらは、
ホヤ.JPG
ホヤ。

ホヤ2.JPG
残念ながら、まだホヤのおいしいのは、食べたことがありません。


圧巻だったのは、大量のスルメイカ。
スルメ.JPG
中身の写真は取り忘れましたが、まだ透明なイカです。

近隣では石巻が最も高値らしく、殆どがココに持ち込まれるそうです。

当日最も水揚量が多かったサバ。
サバ.JPG
定置網で獲れたものと、巻網で獲れたものがあり、
普通に中央市場で仕事をしていると、定置網の方が水揚げ時の魚にかかるストレスが少なく、
ものが良いように思うのですが、油の乗りは巻網もののほうがはるかに上です。

双方とも近隣の漁場で水揚げされているのですが、
なぜ油の乗りがこうも違うのかは、未だに謎です。


当日の水揚げ漁は、585トン。
そんな漁ですので水揚げ方法は、こんな感じです。

網で魚槽からすくい上げてトラックに積み込み、トラックごと入札します。

大きいも小さいも一緒に入札ですので、幅広い販売先がなければ買付もできません。


中央市場不要説があちこちで言われていますが、
こんな水揚げ方法には、中央市場で無いと対応できませんね。
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